しっているかな、こんなくふう
ふだんのくらしには「ふくし」がいっぱいあります
ふだんわたしたちがくらしている家、町、社会には、だれもがくらしやすいようにいろいろな工夫がされています。
どんな工夫があるのか、そしてだれもがくらしやすいようにどんなことができるのか、見て、聞いて、考えてみましょう。
「ふくし」がどんなところにあるのか、見(み)てみよう
地図にある「」をクリックしてください。
いろいろな「ふくし」の工夫が見られます。
駅のホームには、黄色い点字ブロックがあります。
目の不自由な人に、そこから先が線路であることや電車の乗りおりする位置を知らせています。
点字ブロックは駅の他に、横だん歩道の手前や階段、エスカレーターやエレベーターの前などにもあります。
路線バスの中には、だれでも乗ったりおりたりがしやすいように、入り口に階だんがなく、ゆかが低くなっているバスがあります。
また、車いすの人も乗りやすいことを、マークでしめしています。
公園にある「多目的トイレ」は、だれでも利用できることが、マークでしめされています。
身体障がい者用駐車場から近く、駐車場から、だん差がなくトイレに行けるよう、工夫されています。
お店の入り口にスロープがあると、車いすの人やお年寄りなど足の悪い人もお店に入りやすくなります。
はばの広い自動改札口は、車いすも通りやすい広さになっています。
伊豆の国市がほこる世界遺産「韮山反射炉」ガイダンスセンターから入り口まではゆるやかな長い坂道になっています。
歩く人も車いすの人も、反射炉をながめながら、ゆっくりと登ります。
歩道には、黄色い点字ブロックがあります。
目の不自由な人に、まっすぐ進むところや曲がるところを知らせて、駐車場からガイダンスセンターの入り口まで、案内しています。
入り口に近い場所に、身体障がい者用駐車場があります。車いすやつえを使っている人や、ほ助する人が動きやすいように、広いスペースを取っています。
大きなショッピングセンターでは、いろいろな工夫をしています。
階だんには、身長の高い人と低い人用に、高さのちがう二本の手すりがついています。
階だんのおどり場の最初と最後には、点字ブロックがあり、階だんの「はじまり」と「おわり」を目の不自由な人に伝えています。
あかちゃんにミルクをあげたり、おむつをかえたりするための、「あかちゃんルーム」があります。
文字だけでなく、絵文字を使って、日本語、英語が読めない外国の人や小さな子どもなど、たくさんの人にわかりやすい案内をしています。
目の不自由な人に、音を鳴らして、青信号になったことを知らせます。
音は、「ピヨピヨ」と「カッコウ」の二種類があって、青になっている信号の方向によってどちらかが鳴ります。
電車には、お年寄りやけがをしている人、おなかにあかちゃんがいる人、病気の人、障がいのある人など、席を必要としている人のために、優先席があります。